当園について

園長挨拶

園長先生

野川 大卓 園長

宗教的情操教育は、特定の宗教とは直接関わらないものと考えられています。
例えばいのちの不思議さに感動するといった心情は宗教的情操ですが、それは仏教だけのものではありません。
いのちの不思議に感動し、いのちに対する畏敬の念を持つといった心情を通して、
いのちを大切にする態度を養い、人間形成の価値と生きることへの意欲を育むことが教育のねらいであり、
それは同時に「まことの保育」の目標でもあるわけです。
したがって私たちの幼稚園における合同礼拝は、宗教的情操教育の一つであって、信者を養成するためのものではありません。
近年、凶悪な犯罪が社会問題化しています。そして「こころの教育」が叫ばれ、教育内容の見直しが求められています。
今こそ「礼拝」のこころを大切にしなければならないのです。
時に「意味も分からない幼児に、無理に仏さまを拝ませてよいか」といわれます。
「情」の世界を生きている幼児には、理屈よりもまず形から宗教的情操を醸成することが望ましいと思います。
仏さまを讃え敬う(礼拝)体験を通して、やがて生かされているいのちの不思議さに目覚め、
生きることの真の意味を知る子に育ってほしいものです。

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